当院では大切なお子さまをむし歯にさせないための取り組みを行っています。お子さまが自分から行きたいと思える歯科医院となれるようスタッフ全員で取り組んで診療しています。当院へ来院していただいたお子さまがご家族と笑顔で通院できるよう全力でサポートさせていただきます。

お子さまの歯の生える時期には個人差がありますが、生後約6ヶ月頃に乳歯が生えはじめ、2歳半頃までには20本の乳歯が並びます。そして6歳頃から永久歯への生え変わりが始まり、13～15歳頃にはほとんどの永久歯が生え揃います。

大切なのは3歳までにむし歯にならないような生活習慣を身につけることや大人の歯の生え変わる時期に生えたばかりのむし歯になりやすい大人の歯が絶対にむし歯にならないよう徹底的に予防すること、どの時期にどのようなことに注意しなければならないか、どの歯のどの面にどのような施術を行わなければならないかということを理解してかつ最大限注意して定期検診の際に確認し最適な時期に施術することです。

当院では必ず歯科医師がそれぞれのお子さまの時期に合わせて行うべき最適な処置、各時期に注意するポイントや大切な時期の通院間隔が適切かなども一人一人必ずチェックして、患者様ひとりひとりにお伝えさせていただいています。

お子さまのお口の中に関して、不安やお悩みがございましたら当院のスタッフにお気軽にご相談ください。

当院では、はじめての治療のお子さまや治療にトラウマなどがあり治療が難しいお子さまにもいきなり押さえつけて治療したりすることはしません。お子さまそれぞれに合わせたオーダーメイドの治療や治療前トレーニング(系統的脱感作法、モデリング法、Tell‐Show‐Do法などを用いてお子さま一人一人に合わせたトレーニングリストを作成し治療を行います)を行い、きちんと治療を行えたお子さまには毎回ご褒美があったりと(トークンエコノミー法などに則りプレゼントしています)、スタッフ一同で、大切なお子さまが楽しみながら定期的に治療を受けてもらえるよう院内に様々な工夫を施し、楽しくお子さまの診療を行ってもらっています。一般的な歯医者さんで治療がうまくいかなかったというお子さまや、他院に通院、治療中のお子さまでもお気軽にいらっしゃってください。

院内はバリアフリー設計で、かつ土足禁止ですのでスリッパにてお過ごし頂けます。なんでも触ってしまうような気のおけない小さなお子さまでも、安心して院内でお過ごしいただける環境を整えています。またベビーカーからおろして寝かせることのできる柔らかく、安全な小さなお子さま専用診療スペースで診察を受けていただくことができます。専用の個室で寝ころがってTVを見ながら診療可能な専用のスペースですので、診療台から落ちて怪我したりするといった心配も全くございません。家でお母さまが磨こうとしても暴れてしまうお子さまやすぐ泣いてしまい気が気でないような小さなお子さまでも、とても気楽に診療を受けていただくことができますのでお気軽にご来院ください。

当院では診療中にもアニメなどを見ながらリラックスしながら治療を受けられるようにTVを設置しています。

乳歯や生え変わったばかりの永久歯(幼若永久歯)は大人の永久歯よりも柔らかいため、むし歯になりやすく、痛みなどの自覚症状もほとんどない状態で急速に進行します。歯の溝の奥や歯と歯の間から無症状で進行することも多くきちんと検査しないと、歯科医院に通院していても見逃されてしまうこともあります。

当院では世界最高水準の高精細で綺麗なレントゲン写真を現像可能なVISTASCANや最新のCBCTを導入しており非常に精密な検査が可能です。

また定期的なメンテナンスの際に、視診や探針による触診を行うだけでなく「ダイアグノデントペン」という小さなお子さまにも使用可能なドイツKAVO社製の非侵襲的で、全く痛みのない低出力レーザーを用いた光学式う蝕検出装置を用いることで、X線の被爆の心配なお子さまに対してもむし歯の早期発見、診断を行うことが可能です。

ダイアグノデントペンの検査結果は痛みの全くないレーザーを用いてむし歯の進行程度を「0～99」の数値で把握することができる為、「経過観察でよいむし歯なのか」「削って治療するべきむし歯なのか」、従来のように歯科医師の視診や探針による触診結果などを経験だけで判断するのではなく客観的な数値で判断するので、総合的に診断の精度を向上させることが可能となります。また経過観察中も定期的に数値を計測することでむし歯の進行程度をチェックすることが可能です。生えてきたばかりの新しい歯がむし歯にならないように徹底した管理を行うことが可能です。

当院では定期的な高濃度フッ素塗布(保険内)、ご家庭でもフッ素塗布(洗口困難な方)、フッ素洗口法(毎日法もしくは週一回法)をお勧めしています。

フッ素は日常の食べ物(いちご、オレンジ、キウイ、ほうれん草、じゃがいも、緑茶、紅茶、わかめ、ひじき、のり、サケ、イワシなど)にも自然に含まれている成分ですので、安全に使用することができます。また各年齢に合わせた適量のフッ素を適切に使用することで、「歯のエナメル質のハイドロキシアパタイトという結晶構造が(酸に溶けやすい、臨界pH5.5)をフルオロアパタイトという結晶構造(酸に溶けにくい、臨界pH4.5)へと変化させる働き」、「酸で溶けてしまった歯が再石灰化して再び硬く修復するのを助ける働き」や「むし歯菌が酸を作り出すのを弱める働き」といったむし歯予防効果が期待できます。

特に乳歯や生えたての永久歯にむし歯の予防効果が特に大きいということが世界的に認められています。フッ素塗布やフッ素洗口は各年齢で適切な用量用法が決まっています。フッ素を適切に使用していただくことでむし歯予防効果は飛躍的に向上します。

また「フッ素は使用したくない」という保護者の方にも当院ではフッ素を用いない予防法を指導させていただいています。それぞれのお子さま、家庭のご希望に合せて安全で効果的な予防法をご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。

シーラント処置について

シーラント処置はむし歯になるリスクが高い歯の溝など汚れのたまりやすい歯の表面をコーティングすることで、むし歯に罹患しにくくなるように処置する保険内で行える治療のことです。乳歯は永久歯と全く異なり、噛む面の溝が複雑なため磨き残しが生じやすい部分をコーティングするシーラント処置はむし歯予防に非常に効果的です。当院では特にエナメル質の形成不全のお子さまなど(日本小児歯科学会の調査では7歳から9歳の5人に一人はエナメル質形成不全であるという報告もございます)むし歯罹患のリスクが高いお子さまでは奥歯がちょっとでも萌出してきたらできるだけ早いうちにシーラント処置を行うことをお勧めします。

初めてご来院された患者様、定期的にご来院いただいている患者様には初回、半年に1度のタイミングで歯科衛生士が来院されたときのお口の状態に最も合った歯ブラシを選定し、無料でプレゼントしています。