「歯医者さんの麻酔は痛そうなので嫌だ」
これは多くの患者様からいただく声です。
当院では、患者様に安心して治療を受けてもらえるよう、最大限痛みを減らす工夫を重ねて施術しています。
当院が行っている麻酔時の痛みを少なくするための取り組みをいくつかご紹介いたします。
1.麻酔液の温度管理
カートリッジウォーマーによる温度調整
麻酔薬は通常室温で保存されていますが、体温との差があると注入時に刺激を感じやすいといわれます。
当院では専用のカートリッジウォーマーを用い、麻酔薬を体温に近い温度にあたためてから使用します。
研究でも、体温に近い麻酔液を使用すると注射時の痛みをやわらげられる可能性が示されています。
必ず痛みがなくなるわけではありませんが、少しでも快適に治療を受けていただけるよう取り入れています。
2.表面麻酔による治療前準備
表面麻酔とは
注射の前に歯ぐきの表面に麻酔薬を塗布または貼付する方法です。
これをきちんと行うことにより、針を刺すときの「チクッ」とした痛みを軽減することが期待できます。
安全性への配慮
表面麻酔薬は必要に応じて少量を使用し、歯科医師が適応を判断します。
まれに皮膚の赤みやかゆみが出ることもありますので安全性を確認しながら処置を行います。
小さなお子さまや麻酔が苦手なお子さまも、安心して治療を受けていただけるよう努めております。
3.浸潤麻酔について
浸潤麻酔とは？
歯のまわりに麻酔液を注入して、その部分の痛みを感じにくくする方法です。
日常的なむし歯治療から抜歯に至るまで、幅広く使われる基本的な麻酔のことです。
電動麻酔注射器の使用
当院では、必要に応じて電動麻酔注射器を使用します。
コンピュータ制御により注入速度が一定に保たれるため、注射時の痛みが少なくなるとされています。
痛みが出にくい極細(35G)の注射針
当院では、治療時の痛みに最大限配慮し、患者様が少しでもリラックスして治療を受けられるような環境づくりを心がけています。
治療前にはまず表面麻酔を使用し、歯ぐきの感覚をやさしく鈍らせてから、35G（ゲージ）という極めて細い針と電動麻酔器を用いて、時間をかけてゆっくりと麻酔を注入します。これらによって、注射時の「チクッ」とした刺激も最小限に抑えることができます。また電動機器を使用しない場合でも、以下の方法を心がけています。
- Gently(やさしく)：針の刺入や注入を丁寧に行う
- Slowly(ゆっくり)：注入速度を一定に保つ
- Light pressure(軽い圧で)：余計な圧迫を避け、組織への刺激を最小限にする
これらの工夫により、できるだけ痛みを抑えた麻酔を心がけて施術させていただきます。
4.心理面でのサポート
声かけと説明
小さなお子さまや過去の治療でトラウマがある患者様にとって、治療は大きな不安を伴います。
当院では「これから少しチクッとしますよ」と声をかけたり、こまめにやさしい言葉をかけながら処置を少しずつ進めることで、安心して治療を受けてもらえるよう最大限配慮しています。
ケース毎の個別対応
痛みに敏感なお子さま、過去に治療で怖い思いをされたお子さまには、治療前トレーニングリストを作成したりと、より丁寧に時間をかけて対応させていただきます。
「絶対に痛みがない」と言い切ることはできませんが、可能な限り患者様の負担や不安を減らすことを大切にして施術しています。
まとめ
当院では、
- 麻酔液をあたためる工夫
- 表面麻酔による準備
- 電動麻酔注射器やGSL法による注射の工夫
- 患者様の気持ちに寄り添った声かけ
を組み合わせて、痛みに最大限配慮した治療を行っています。
患者様方に安心して通院していただけるよう、これからも安全安心な歯科医療を提供してまいります。何かご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください
WEB予約
Instagram
06-6152-7097
