型取り=不快なものというイメージを持っていませんか？ 当院では、従来の粘土のような材料を使う型取り(印象)に代わり、最新の「光学印象(口腔内スキャナー)」を導入しており、適応する症例で使用しています。これは、お口の中を最新の小型スキャナーでなぞるように撮影するだけで、歯や歯ぐきの形状を精密な3Dデータとして取得できる最新のスキャナーです。 従来の型取りでは、粘度のある柔らかい印象材をトレーに盛り、数分間口の中で固まるまで待つ必要がありました。 この工程は、口を大きく開け続けなければならず、 また型取りの材料がのどの奥に流れ込むため、嘔吐反射が強い方やお子さま、ご高齢の方には材料のにおい・味が不快に感じられたりと大きなストレスになっていました。

私たちは、患者様の「不安」や「負担」をできる限り軽減したいと考えています。 だからこそ、「正確さ」と「快適さ」を両立できる光学印象は、これからの歯科治療において非常に大きな役割を担うと感じています。 特に「型取りが苦手」「過去に嘔吐感があってトラウマがある」「子どもや高齢者でも安心して治療を受けたい」といった声に寄り添い、患者様の体験そのものをより良いものにしていくことが、当院の目指す医療です。 歯科治療は、技術だけでなく「どれだけ患者様の立場に立てるか」が重要です。 光学印象は、ただの新しい機械ではなく、不安の少ない治療体験や、質の高い結果を提供するための“思いやり”の一つでもあります。 型取りに不安のある方、より快適で精密な治療を求める方は、どうぞお気軽にご相談ください。

• 被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)の作製
• ナイトガードやスポーツ用マウスガード
• 矯正後のリテーナーの作製
• 定期検診時、矯正中の歯列データ記録